ブラジル代表のドゥンガ監督(51)が17日、親善試合オーストリア戦(ウィーン)の前日会見の席で、DFチアゴシウバ(30=パリサンジェルマン)にほえた。W杯で主将を務めたチアゴシウバが「自分に相談なくキャプテンを(ネイマールに)交代させられた」と不満を持っていると伝え聞き、「我々には組織としての秩序とルールがある。チームの一員なら、他の選手と協調してやっていく必要がある」と言い切った。

 新チーム発足後、チアゴシウバはケガで出遅れ、ようやく合流したばかり。「ここはブラジル代表。毎日、毎秒、自分で居場所を勝ち取らなければならない」というドゥンガ監督にとって、不在の選手が主将の座を失うのは当たり前だった。既に和解したもようで、チアゴシウバは「ネイマール、ドゥンガとの関係は大丈夫。いくつか間違った翻訳で報じられてしまった。ネイマールも分かってくれたよ」と話しているという。