陸上女子100メートルで北京五輪と昨年の世界選手権(ベルリン)の金メダリスト、シェリーアン・フレーザー(ジャマイカ)がドーピング検査で陽性反応を示した。フレーザーの所属クラブの会長が8日、ロイター通信に明らかにした。

 同会長によると、フレーザーは5月23日のダイヤモンドリーグ第2戦(中国・上海)での検査で陽性反応が出て、7月8日に出場を予定していた同リーグ第7戦(スイス・ローザンヌ)を棄権した。同会長は歯の痛みを治療する薬を摂取したためとし「ささいな違反だ。何も隠し立てすることはなく、陽性を認めることにした」と説明した。