<競歩:日本選手権50キロ>◇15日◇石川・輪島市文化会館周回コース

 北京五輪7位の山崎勇喜(28=自衛隊)が3時間41分47秒で優勝し、3大会連続の五輪代表に決まった。同種目の代表決定は森岡紘一朗(富士通)に続いて2人目。28歳の山崎は2年ぶり8度目の制覇で、優勝回数で単独最多となった。

 谷井孝行(佐川急便)が3時間43分56秒で2位。森岡は3位だった。

 山崎は7キロ手前で先頭集団から抜け出し、自身の3時間40分12秒の日本記録を更新するペースだったが、終盤に失速した。日本陸連は派遣標準記録の3時間52分を切るタイムで優勝すれば、五輪代表とする選考基準を設けていた。