<全国高校バスケット選抜優勝大会:東京成徳大付77-55福島西>◇女子2回戦◇24日◇東京体育館

 3年連続準優勝の東京成徳大付(東京)が福島西(福島)を77-55で破り、順当にベスト16に駒を進めた。今年はノーシードだが、初戦の誠英(山口)戦に続いて、格の違いを見せる貫禄の勝利。下坂須美子コーチ(55)は「今年のチームは例年に比べ安定感がなく、試合中の浮き沈みが激しい。ただリズムに乗れば意外に力のあるチーム。(順当ならベスト8で対戦が予想される)桜花学園戦までは行きたい」と話した。敗れた福島西の渡辺拓也コーチ(40)は「DFに力を入れてリズムに乗る展開を狙ったが、リズムに乗るのが遅かった。相手のガードにリバウンドを沢山取られたのも痛かった。バスケはミスをした方が負ける」と悔しそうに振り返った。矢上若菜(3年)も「自分らしいジャンプシュートはできたけど、悔いは残った」と話した。