<全国高校バスケット選抜優勝大会:札幌山の手120-59福岡大若葉>◇女子準々決勝◇26日◇東京体育館

 高校3冠を狙う優勝候補筆頭の札幌山の手(北海道)が福岡大若葉(福岡)を120-59のダブルスコアで圧倒、北海道勢初の3冠奪取へ「M2」とした。序盤から高田汐織(3年)がゴールを量産、全く相手に付けいる隙を与えない圧勝劇だった。初戦から52点差、37点差、61点差と王者の貫禄を示す戦いぶりで3冠奪取をアピール。29回目の出場となる高校選抜は、07年ベスト8、昨年は3位と優勝を狙える位置にきた。高校3冠もありプレッシャーもかかるが、上島正光コーチ(66)は「今日は高田にゴールを狙えと指示した。準決勝の成徳は高さがあり選手の質も高いが、流れを止めないで、うちのプレーで行きたいと思う」と声を弾ませた。一方、敗れた福岡大若葉の池田憲二コーチ(45)は「(札幌山の手を)本気モードにさせてしまいました。また勝負したい」と、さばさばした表情で語った。