<全国高校バスケット選抜優勝大会:札幌山の手96-46東京成徳大高>◇女子準決勝◇27日◇東京体育館

 史上8校目の高校3冠に挑む札幌山の手(北海道)が4年連続決勝進出を狙う東京成徳大高(東京)を96-46の大差で破り、3冠に王手をかけた。U18、U17日本代表の長岡萌映子(2年)が33得点、19リバウンドのフル回転の活躍。中盤以降、一気に点差を広げていった。上島正光コーチ(66)は「かなり苦戦すると予想していたので、こんなに点差が開くとは考えていなかった。決勝の中村学園女戦は後半勝負と考えている」と話した。一方、準々決勝で宿敵・桜花学園を破って勢いに乗っていた東京成徳大高は、序盤にオールコートプレスを仕掛けたがミスを連発し、リズムを崩した。下坂須美子コーチ(55)は「後半に集中力が途切れて山の手のエース長岡さんを抑えきれなかった。ベスト4に入れたことは収穫」と分析していた。