アルベルト・コンタドール(27、スペイン=アスタナ)は30日、マドリード近郊で記者会見し、ツール・ド・フランス期間中にドーピング検査で陽性反応を示したことに対し、大会中に食べた肉に禁止物質が含まれていたと主張し「明らかに食物に混入していた事例で、処分は不当だ」と述べた。

 国際自転車連合(UCI)によると、ドイツの検査機関が大会期間中の7月21日に採取した尿検体から禁止物質を検出した。A検体と予備のB検体も陽性反応を示した。このため、コンタドールは暫定的に資格停止となった。

 ツール・ド・フランスでは2006年に総合優勝したフロイド・ランディス(米国)がドーピング違反のためタイトルをはく奪されている。