賞金ランク2位の石川遼(18=パナソニック)は「鉄の女」から無休トレを伝授された。11日の三井住友VISA太平洋マスターズプロアマ戦で9月に引退した元プロテニスプレーヤーの杉山愛さん、横浜の内川聖一内野手、プロ野球解説者の張本勲氏とハーフを回った。杉山さんからは、走り込みと筋トレの日を1日ごとに分けて、毎日休まずに肉体を強化し続けることをアドバイスされた。

 163センチと小柄な体を、妥協なしの練習でカバーした杉山さんは世界最多の4大大会シングルス連続62回出場を誇り、世界の第一線で15年間活躍を続けた。石川自身も8月の全米プロから、来月の最終戦日本シリーズまで17週連続出場中で、来季も日米ツアーの掛け持ちとタフな日程が続く。「勉強になった。ぼくも(試合後の)日曜日もトレーニングをした方がいいかな」と刺激を受けた。一方で杉山さんも「初めて会ったがオーラがある」と石川の存在感に感心していた。