第5回日本プロゴルフ殿堂入り式典が24日、パシフィコ横浜で開催された。

 レジェンド部門(主に、男子ツアー制度施行前の72年以前に活躍し、功績を残した選手)で故陳清水氏、故河野高明氏、清元登子さんが、プレーヤー部門(73年以降に活躍し、功績を残した選手)で故島田幸作氏、村上隆氏、と阿玉さんが、それぞれ殿堂入りを果たした。

 樋口久子と並ぶ国内最多69勝を挙げたと阿玉さんは式典で目にうっすら涙をうかべながら「最初に聞いた時には『まさか』と思って。今日、実際に表彰状をもらって実感がわきました。本当に名誉なことで、重いですね。たくさんの人が殿堂入りできるわけではないので。今まで歩いてきた道のりでみんなが助けてくれて、いろいろ教えてくれて、今日がある。私はみんなを代表して(表彰状を)もらったつもりです」と、周囲への感謝を口にした。

 また不動裕理、大山志保、古閑美保と、3人の賞金女王を育てたことでも知られる清元登子さんは、姉の永田秀子さん夫妻が式典に参加。夫妻は、清元さん本人が数年前に脳梗塞で倒れ、現在も体にマヒなどが残る状態であることを説明。「この殿堂入りが清元の回復の手助けになれば」と話した。