石川遼(17=パナソニック)が、住んでいる埼玉県のPRに一役買うことになった。15日、さいたま市で行われた、父勝美氏(52)が勤める埼玉県信用金庫の創立60周年記念チャリティーゴルフ大会の前夜祭に出席した。ゲスト出演した埼玉県の上田清司知事から「県のマスコットキャラクターのコバトンを、クラブのヘッドカバーなどに使用してほしい」とおねだりされると「ヘッドカバーだったらできそうですね。来年(10月)の日本オープンは埼玉(武蔵CC)でやりますし」と二つ返事でOKした。

 「コバトン」はもともと埼玉県で04年に開催された国体用に制作されたマスコットで、今年の西武ライオンズ優勝時も選手たちが掲げていた。これまで尊敬する英国のプロゴルファー、ポールター仕様のものや、契約するドコモのキャラクターなどのヘッドカバーを使用してきた石川も「中学校1年で国体に出場したときに使ったことがある」と縁を感じたという。

 また上田知事は石川の今季の活躍を受けて、県として「いま具体的に言えないが、県には特別功労賞などもありますから」と、何らかの賞を授与するかもしれないとの意向を示した。