今日2日開幕の今季国内メジャー第2戦、日本ツアー選手権シティ杯宍戸(茨城・宍戸ヒルズCC)に出場するすし石垣(37=ゴルフパートナー)が、近海地魚すしを一気食いして気勢を上げた。1日の練習ラウンド後、那珂湊市場近くの名店「浜よし」から取り寄せた8カンおまかせセットを、ぺろりと平らげた。

 「いやー、本当においしいですね。パワーになりそう」とすし石垣。福島第1原発事故の影響で、漁業は深刻な風評被害を受けているが、気にする様子もなかった。地魚にこだわる人気店「浜よし」の小川博美店主は「県の漁政課がきちんと検査をして安全だと言われているものを仕入れていますが、事故後はお客さんが全く来ない。人気者のすし石垣さんがおいしく食べてくれるのは、風評被害を減らす上でありがたいです」。すしがすしを食って国内メジャーで躍進し、茨城の漁業関係者を勇気づける。【塩畑大輔】