<F1:イタリアGP>◇14日◇決勝◇モンツァ・サーキット◇1周5・793キロ×53周

 トロロッソのセバスティアン・ベッテル(21)が1時間26分47秒494で優勝し、F1史上最年少王者に輝いた。前日の予選と同様、雨の中で始まったレースは、ポールポジションで視界が確保されたことも手伝って順調にリードを広げた。最後は2位コバライネン(マクラーレン)に12秒以上の差をつける圧勝。21歳73日での優勝で、アロンソ(ルノー)が03年ハンガリーGPで記録した22歳26日の最年少記録を塗り替えた。チームも初優勝だった。

 ウィリアムズの中嶋一貴は、タイヤ交換のためピットスタートし、12位まで盛り返した。トヨタはグロックの11位、ホンダはバトンの15位がそれぞれ最高だった。