<ルマン24時間レース>◇14日◇決勝◇フランス、ルマン・サルト・サーキット(1周13・629キロ)<14日午前5時(日本時間14日正午)開始14時間>

 長い夜を迎えたルマン24時間。しばしの間、定期的なピットワークを繰り返し、周回を重ねていた各車だったが、午前4時過ぎに1台の車両が激しくクラッシュ。3度目のセーフティカーランとなった。

 アクシデントが起こったのは、日本のレースでもおなじみのB・トレルイエがドライブするNO・17プジョー(ブイヨン、パジェノー、トレルイエ組)。しかもトレルイエ本人がステアリングを握っているときだった。マシントラブルが発生し、コントロールが難しくなった状態でガードレールに接触。クルマは前方部が大破するほどの大きな事故となった。

 幸いトレルイエは意識もはっきりしており、怪我もない模様。しかしながら、レースはリタイヤに甘んじることとなった。なお、荒れたレース運びの中でNO・9プジョー(ジェネ、ヴルツ、ブラバム組)が依然としてトップをキープ。これに約1分30秒遅れでNO・8プジョー(サラザン・、モンタニー、ブルデー組)が続き、3番手にはNO・1アウディ(カペロ、クリステンセン、マクニッシュ組)がつけている。【島村元子】