10歳8カ月で史上最年少出場を果たした、兵庫・二見西小4年の木原美悠(ALL STAR)が、第1ステージで2連敗を喫して敗退した。

 第1試合では世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)女子シングルス代表の平野美宇(14=JOCエリートアカデミー)に1-3と敗れものの、史上最年少でゲームを奪った。

 2試合目は1月の全日本選手権女子シングルス準優勝の森薗美咲(24=日立化成)に挑み、大健闘した。第1ゲームは8-11で落としたが、第2ゲームを11ー9で奪取。第3ゲームは4-11。第4ゲームは7-10から9-10まで迫り、相手にタイムを取らせるほど追いつめた。9-11で落とし、惜しくも敗れたが、木原は「2試合とも1ゲーム取れたので90点。そんなにできるとは思わなかった。(取れたのは)相手の失敗」と笑顔を見せた。

 今大会は全日本選手権8強選手と日本卓球協会推薦の4選手が出場する「トップ12」の大会。12年に11歳2カ月で出場した伊藤美誠の記録を破る出場に「自分でもちょっとだけ結構すごいなと思った。7月には小学生の全国大会があるので優勝したいです」と目標を話した。