剣道の第16回世界選手権最終日は31日、東京・日本武道館で52カ国・地域が参加して男子団体戦が行われ、決勝で日本が2-1で韓国に競り勝ち、3連覇を決めた。

 通算15度目の優勝で、韓国は3大会ぶりの世界一を逃した。日本は今大会で男女の個人戦、団体戦の全4種目を制した。

 日本は準々決勝でブラジル、準決勝でハンガリーを5-0で下し、危なげなく勝ち進んだ。決勝では昨年の全日本選手権を最年少で制した竹ノ内佑也(筑波大)が先鋒(せんぽう)を務め、面で1本を奪って先行。次鋒は敗れた後、中堅の正代正博(警視庁)が小手を2本決めて勝ち越した。その後は安藤翔(北海道警)と内村良一(警視庁)がともに引き分けて逃げ切った。