男子はSP首位の山本草太(15=愛知みずほ大瑞穂高)が、フリーでも142・98でトップに立ち、合計213・40で初優勝した。

 演技後の山本の表情は、浮かなかった。「世界のトップに立ちたい」と、新たにプログラムに取り入れた高難度のジャンプ4回中、3回でミス。最初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で乱れ、次の4回転トーループ-3回転トーループは見事に成功。4回転トーループ、トリプルアクセルはともに転倒した。「本番でできないと意味がない。本番に強い選手になりたい」と悔しそうに話した。

 12月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルに向け「昨年は2位でしたが、今年のファイナルはもっともっとレベルが上。すべての選手が、4回転を1つは跳ぶ。4つの難しいジャンプをできるよう頑張っていきたい」と修正を誓った。