羽生結弦(20=ANA)が前日のショートプログラム(SP)に続きフリーも216・07点で首位に立ち、史上初の300点超えとなる合計322・40点で優勝を飾った。

 演技後の羽生のインタビューは以下のとおり。

 -おめでとうございます

 羽生 僕らスケーターに直接、手を加えて下さったり、何かをして下さった訳ではないのですけれども、本当に応援という大きな力をもらいました。このスコア、この演技は皆さんのおかげです。ありがとうございました。

 -世界で初めて総合で300点超え

 羽生 本当に信じられてないです。スコアは本当にビックリしましたけれども、実際にここまでスケートカナダから、NHK杯まで、本当に血のにじむような、本当に辛い努力というか練習をしてきたので、練習をしてきたサポーターの方々や、カナダのクリケットのリンク、自分の生まれ育った仙台のリンク、全てに感謝したいと思います。

 -結果を想像してた

 羽生 やってやるとは思っていましたけど。ただ自分自身すごく今回のフリーは滑る前に緊張していて、本当だったら、ブライアントと話すことが出来るのですけど、話すことすら出来なくて、本当に緊張したんですけど、この名古屋のオリンピックがあったリンクということで、(長野と訂正される)長野ですね。すみません。興奮しています。この長野のリンクで滑ることによって、またオリンピックのマークもありますし、自分自身にプレッシャーをかけて、絶対王者だぞという自信を言い聞かせてやっていました。

 -終わったあとオーサーコーチと話していた

 羽生 ただただビックリしたねという話をしていました。演技が終わった後にいい子だったよといわれました。まだいい子なの? という話をしていました。

 -グランプリファイナルの出場が決まった

 羽生 今回は今回で終わってしまったことなので、とにかく、ここまでハードな練習をしてきましたけれども、それでもここまでケガをしないで来れた自分の体をケアしてくれた先生方に感謝しつつ、またこれ以上の演技が出来るよう、さらに練習を積んでいきたいなと思います。