ラグビートップリーグで6季ぶりの優勝を狙う東芝は23日、東京・府中市のグラウンドで決勝パナソニック戦(24日、秩父宮)に向けた前日練習を行い、NO8リーチ・マイケル(27)は「勝つ自信があります。ラグビー界が盛り上がっている今だからこそ優勝したい」と胸を張った。

 スクラム、ラインアウトに加え、BK陣を含めたサインプレーなどを確認。「やらないといけない準備はすべてできた。セットピースを使ったラグビーをしたい。ロースコアのほうがいい」と優勝のイメージを膨らました。

 冨岡鉄平監督(38)は「最悪を想定している」と大寒波による悪天候も視野に入れた。「グラウンドもぐちゃぐちゃで、寒くて、手が動かない、凍えながらの試合になると思っている。ミスが起きやすくなるので、セットピースが増えることは追い風。(天候が)荒れれば荒れるほど、うちが有利」と見据えた。相手のSOパーカー、バーンズが蹴るPGを警戒。「3点をどんどん狙ってくると思う。(自陣では)ペナルティーをゼロにして、相手がPGが1本もないようにしたい」とキッカー封じに重きを置いた。順位決定トーナメント初戦トヨタ自動車戦(9日)前に剃り忘れたヒゲを伸ばす験かつぎを、就任後初めて行っており「試合が終わったらロッカー室ですぐ剃ります」とワイルドに笑った。