高梨沙羅(クラレ)は合計263・2点で2位となり、自己最多を更新中だった連勝は10で止まった。

 1回目は91・5メートルで2位、2回目も91・5メートルを飛んだが、逆転できなかった。

 91メートルをそろえたマヤ・ブティッチ(スロベニア)が267・7点でW杯初勝利を挙げた。

 総合得点はトップの高梨が2位のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)に431点差とした。今季は全19戦で、14日の第14戦終了で500点以上の差がつけば高梨の2季ぶりの個人総合優勝が決まる。

 伊藤有希(土屋ホーム)は11位、岩渕香里(松本大)は30位。勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は上位30人による2回目に進めず、31位だった。

 高梨沙羅の話 それなりの内容でも、表彰台に立てるジャンプができたのは良かった。すごく対応力を問われる台。正直、どうしていいか分からなかった。

 伊藤有希の話 イメージはできているが、今は助走の滑りに問題がある。そこがうまくいけば、いい結果が出ると思う。