日本(世界ランク5位)が3-2でタイ(同13位)を下し、通算3勝1敗となった。主将の木村沙織(29=東レ)は右手小指の負傷から先発を外れたが、第2セット以降は開始から出場。10得点で大逆転勝利に貢献した。

 勝利を決めた直後、木村は「絶対ここで終わらせないという気持ちで最後、みんなで戦いました」と涙を見せた。劣勢からの途中出場には「なんとか流れを変えたいという気持ちだった」と振り返った。

 何度もチャレンジで試合が中断され、勝負の第5セットは抗議を続けるタイの監督に2度のレッドカードが出されるなど、プレーを止められる場面が続いた。「タイムアウト以外の時間が長いし、その時間を有効に使えるよう、体が固まったりしないようにしていた」と冷静に対応していたことを明かした。