2012年ロンドン五輪の体操男子団体総合銀メダリスト、田中和仁(31)が現役引退すると21日、所属先の徳洲会が発表した。6月のリオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権で代表入りを逃していた。

 ロンドン五輪には理恵、佑典(コナミスポーツ)とともに3きょうだいで出場した。引退を決断した理由には「オールラウンダーとして成績を残せなくなってきたこと」や「五輪選考の途中で身体が壊れたこと」などを挙げた。今後については「体操に関わりながら、いろんなことにチャレンジしていきたい」とした。