国際オリンピック委員会(IOC)が3日、総会で東京五輪の追加種目を審議し、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目の採用が正式決定した。これまでの経緯は以下の通り。

 15年6月8日…東京五輪・パラリンピック組織委員会が開催都市提案による追加種目の応募を各団体から募り、野球とソフトボール、空手、スカッシュのほか、100年ぶりの実施を目指す綱引きなどが申請を完了した。ボウリング、ダンススポーツ、ビリヤード、水上スキー・ウエークボードのほか、国内では認知度の低いポロやフライングディスク、ペタンク・ブールも申請した。

 15年6月22日…東京五輪・パラリンピック組織委員会により追加種目の1次選考が行われ、野球・ソフトボール、空手、ボウリング、ローラースポーツ、スポーツクライミング、スカッシュ、サーフィン、武術の8つの国際競技連盟(IF)が通過した。

 15年9月28日…東京五輪・パラリンピック組織委員会が検討会議を行い、最終選考に残った8候補のうち、野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィンの5競技(18種目)を国際オリンピック委員会(IOC)に提案することを決めた。

 16年6月1日…IOCが理事会を開き、5競技18種目を承認しリオデジャネイロ五輪開幕前に開く8月の総会に一括提案することを決めた。

 16年8月3日…IOCが総会を開き、一括提案された追加種目について審議。5競技18種目の追加が承認された。