フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、ロシア杯で2位だった男子の宇野昌磨(中京大)がフリーの演技から一夜明けた6日、モスクワの試合会場で報道陣の取材に応じ「課題が見つかったし、久々に悔しいと思った。今の実力を確かめられた」と総括した。

 フリーで世界王者のフェルナンデス(スペイン)に逆転を許した。採点表を見て気付いた違いはジャンプの加点。差を埋めるための鍵にはジャンプの降り方を挙げ「きっと練習の質で変えられる」と力を込めた。

 再戦の舞台となりそうなのは12月のGPファイナル(マルセイユ=フランス)。「あと1カ月あるからこそ、今はとにかく早く帰って練習したい」と意欲があふれた。