男子テニスで、16日に開幕する全豪オープンに出場する世界5位の錦織圭(26=日清食品)が12日、前日に引き続き、会場で約1時間半、練習した。

 「動きもだいぶ良くなってきた。明日からポイント(実戦練習)も取り入れたい」。この日から、マイケル・チャン・コーチが合流。ボティーニ・コーチとの双頭体制がそろい、2人で壁になり、2対1で錦織を特訓した。前日にまして動きも良く、この日は、大会で2番目に大きいコートでの練習で、4大大会の感覚もつかんでいた。

 練習後にはイベントでセリーナ・ウィリアムズ(米国)とともに競演。地元のジュニア相手に軽快な動きを見せた。8日のブリスベン国際決勝で痛めた左臀部(でんぶ)は、痛みももうないとのことで、いよいよ本番モードだ。

 また、この日、主催者は男女シングルスのシード順を発表。錦織は、世界ランキング通りに第5シードとなった。男子の第1シードはマリー(英国)で、女子の第1シードはケルバー(ドイツ)となっている。