16年リオデジャネイロ五輪の競泳男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(22=東洋大)が27日、都内で会見して、ブリヂストンと所属契約を交わしたことを発表した。契約は4月1日から22年3月末までの5年間となった。

 3月に東洋大を卒業する萩野は「光栄に思っています。新社会人として1歩を踏み出す上で、心強いです。競技に専念して、一番いい結果を出すことを追い求めていきたい。ブリヂストンさんにサポートしてもらって、競技ができる。幸せだなあ、より頑張っていこうと気が引き締まる思いです」と話した。

 会見に同席した所属事務所のIMPRINT(インプリント)の社長も務めるプロスイマー1号の北島康介氏(34)は「僕が(昨年4月に)引退して、萩野がそういう道(プロ)に進む。選手として結果を残すこと、そしてブリヂストンさんといろんな社会貢献もしてほしいなと思います」と期待。またプロの先輩として「自分で自分をマネジメントする能力を高めること。競技している時としていない時の差に気をつかって。僕は苦手だったので。萩野選手はびしっとやってくれるのでは」と話した。