ロシア反ドーピング機関は31日、2014年ソチ冬季五輪のボブスレー男子4人乗りで金メダルを獲得したドミトリー・トルネンコフが昨年の検査で陽性反応を示したため、4年間の資格停止処分を科されたと発表した。他に違反があった陸上とレスリングの各2選手、重量挙げとボートの各1選手も合わせて計7人が処分を受けた。

 AP通信は、既に引退したトルネンコフが筋肉増強作用のあるスタノゾロールに陽性反応を示したと明らかにしたが、違反行為は否定したと伝えた。また、金メダル剥奪などには至らない見通しとしている。