女子日本代表「スマイルジャパン」が、日本勢の平昌五輪出場第1号となった。世界ランキング7位の日本は同8位のドイツを3-1で破り、2大会連続3回目の五輪出場を決めた。

 第2ピリオドに藤本もえこ(トヨタシグナス)、小野粧子(御影グレッズ)が得点し、第3Pには久保英恵(西武)が今大会5点目となるゴールを挙げた。守ってはGK藤本那菜(ボルテックス札幌)を中心に粘り強く戦い、ドイツの反撃を1点に抑えた。堅実な戦いぶりで最終予選を3戦全勝で終え、平昌切符を手にした。

 日本はこれまで1998年長野大会、2014年ソチ大会と2回の五輪に出場。しかし、ともに1次リーグ、順位決定戦と5試合を戦い1勝もできなかった。大沢ちほ主将(道路建設ペリグリン)は「1勝もできなかった悔しさをバネにここまで頑張ってきた」と話す。来年の平昌では自慢の走力を生かして、まずは五輪1勝に挑む。