フィギュアスケート世界ジュニア選手権に出場する女子シングルの日本代表3選手が17日、会場の台北アリーナ練習用リンクで当日練習を行った。

 この日夕方のショートプログラム(SP)に向け、2連覇を目指す本田真凜(15=大阪・関大中)は2月の全国中学校スケート大会で初挑戦したツインテールで登場。曲かけでは冒頭のフリップ-トーループの連続3回転ジャンプを綺麗に決めた。転倒したダブルアクセル(2回転半)は、曲が終わってからも丁寧に練習を重ねた。

 昨年4位の白岩優奈(15=関大KFSC)はルッツ-トーループの連続3回転を成功させるなど、ノーミスの演技を披露。日本出国前には「まだショート(SP)で1回もノーミスがない。今までの練習を全て出して、パーフェクトにしたい」と意気込んでいただけに、本番での演技に弾みがつきそうだ。

 16年全日本ジュニア選手権優勝の坂本花織(16=神戸FSC)は緊張からか、ジャンプの転倒で顔をしかめる場面があった。それでも練習時間いっぱいまで調整し、練習用リンクから引き揚げる際には笑顔だった。

 女子SPは45選手が参加し、日本勢3人は最終グループ。出番は坂本が日本時間午後6時21分~同28分、白岩が同6時34分~41分、本田が最終滑走で同6時41分~47分となっている。