SP9位で18番滑走の樋口新葉(16=東京・日本橋女学館)は、フリー122・18点、合計188・05点で11位に終わった。

 冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループは完璧だったが、後半の連続ジャンプで転倒するなど細かいミスが出て、得点は伸びなかった。「2つ目の3-3(連続ジャンプ)を跳ばないとと強く思いすぎて少し力んでしまった。そのミスをカバーしようとしたが、2つともいつもしないことだったので感覚が少し狂いました」と振り返った。

 それでも枠取りの重圧がかかる初の世界選手権で、力を出し切ることが「達成できた」と表情はすがすがしかった。

 順位が確定する前には「枠が取れなかったら申し訳ない」とコメントし、その上で出場をかけた今年の全日本選手権では「しっかり、オリンピックに出られるように出来たら良い」と前を向いた。