体操世界選手権金メダリストたちが、凱旋(がいせん)試合で世界一の演技をみせる。

 全日本団体選手権は25、26日に高崎アリーナで開催。

 24日には有力選手の会見が行われ、世界選手権女子床運動で優勝した村上茉愛(21=日体大)と男子床運動、跳馬を制した白井健三(21=日体大)が、ファンに成長した姿を披露することを宣言した。

 日本女子として世界選手権で63年ぶりに金メダル獲得を果たした村上は、取材などで多忙を極めた。「なかなかチームのみんなと一緒に練習できず、練習量も減った」と話し「試合ができる状態になったのは2週間前」と明かした。それでも金メダルの自信は大きく「ターンやジャンプ、表現力を見てほしい。完璧な演技で世界選手権を再現したい」と話した。

 白井も「床と跳馬は、見ている人にやっぱり(金メダリストだ)と思われる演技をしたい。他の種目も、個人総合の白井のイメージをみせたい」と自信たっぷり。今春完成した会場は選手と観客席が近いが「観客の人たちに間近で迫力ある演技を見てもらえるのは楽しみ」と話していた。