世界4位の大坂なおみ(21=日清食品)が、男女を通じてアジア初のシングルス世界1位に王手をかけた。同8位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)に6-2、4-6、6-4で勝ち、日本男女を通じて全豪シングルス史上初の決勝に進出した。

試合後大坂は、全米オープンに続く決勝進出に「ワクワクしている。自分のベストを尽くすだけ」と話した。

この勝利で、28日発表予定の最新世界ランキングで2位以上が確定。男女を通じて、李梛(中国)と並ぶアジア最高位となった。決勝では、世界1位の座をかけ、同6位のペトラ・クビトバ(チェコ)と対戦する。

大坂とプリスコバは、昨年9月の東レ・パンパシフィック(立川)決勝で対戦。大坂にとって、優勝した全米直後の凱旋(がいせん)大会で、決勝では疲れ果てていた。プリスコバにストレートで敗れたが、この日は、直線的な無回転球も見極め、ミスを減らした。

以前、プリスコバに勝った1勝は、昨年3月にツアー初優勝を飾ったBNPパリバオープン準々決勝で挙げたもの。この日も打倒プリスコバで縁起のいい全豪初優勝につなげる。