国際オリンピック委員会(IOC)はアテネで4日に開く理事会で、16年夏季五輪招致を目指す東京など7都市の絞り込み作業を行う。3~5都市が第1次選考を通過するとみられ、都市名は同日午後6時半(日本時間5日午前0時半)に発表される。

 東京はシカゴ(米国)とともに通過が確実視され、マドリード(スペイン)とリオデジャネイロ(ブラジル)も評価が高い。開催時期を10月に設定するドーハ(カタール)は微妙な立場で、アジアから2都市が残るかが東京の今後の招致戦略にも影響しそうだ。プラハ(チェコ)とバクー(アゼルバイジャン)は落選が濃厚。

 通過した都市は正式な「立候補都市」となり、来年10月2日のIOC総会での開催都市決定へ向け、国際的な招致活動が解禁される。