自転車ロード種目の元世界王者、トム・ボーネン(ベルギー)が、先月に実施された抜き打ちドーピング検査でコカインに陽性反応を示したことを受け、ツール・ド・フランスの主催者は11日、7月に開催される大会への出場を認めない決定を下した。

 ボーネンはステージ優勝した実績を持つ有力選手。疑惑の認否はせず「家族や友人、チームに痛みを与えたことを謝罪する」と話した。