北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの石井慧(国士舘大)が2日、都内の国士舘大を訪れ、優勝報告会見を行った。「自分は侍、もののふなんで」と話す若き世界王者は、世界団体選手権(10月5日、東京武道館)、全日本学生体重別団体(11月1~2日、尼崎市記念公園総合体育館)、嘉納杯東京国際(12月12~14日、東京体育館)、無差別級世界選手権(同20~21日、パリ)の4連戦に出場する意気込みを示した。

 五輪後、訪問した首相官邸で福田前首相と握手したことを振り返り「自分は握手すると、どんな人かが分かるので、その時に(辞任は)うすうす分かっていた」とニヤリ。斉藤仁男子代表監督がこの日は不在だったこともあり「最近は毎日のように『頼むからちゃんとしてくれ』と言われている。あとで怒られると思います」と話していた。