フリースタイルスキーのW杯モーグル第2戦の公式練習が23日、カナダのモンガブリエルで行われ、開幕戦で6位だった女子の上村愛子(北野建設)は「前回はうまく滑らなければと、気負いがあった。練習で心の安定感は取り戻せた」と笑みを浮かべた。

 氷点下15度で、雪が降った。「コースのコンディションが良くなった。気持ち良く滑れる」と自信を得た様子だ。年明けで初のW杯に向けて「気持ちが乗らないと体のポジション取りがうまくいかない。技術的には去年より良くなっていると思う」と話した。

 高野弥寸志ヘッドコーチは、上村が古傷の左ひざを痛めていたことを明かして「今日は良かったので大丈夫。力がみなぎる感じが出ればいつでも勝てる」と評した。初戦7位の伊藤みき(中京大)について「中盤を攻めて第2エアをうまく跳ぶこと」と、男子エースの上野修(リステル)には「ジャンプを2つ決めること」を課題に挙げた。