陸上部の男子部員が合宿所で大麻事件などを起こした日体大が、箱根駅伝のシード権はく奪などの厳罰を科した関東学生陸上連盟の処分に反論文を提出した問題で、関東学連は22日、「幾度となく部全体として対応していただくよう要請してきたが、これに十分応えたものとは言い難い」などとし、処分を変更しない方針を21日に回答したと発表した。

 処分が部全体に及ぶ根拠は「陸上はすべての種目を含むスポーツで、全加盟校は『陸上競技部』として登録されている。部全体として深く受け止めていただく問題」と指摘。関東学連主催大会への3カ月出場停止は「事の重大性や社会的影響を考慮した」と説明した。