2016年夏季五輪の開催地に立候補した東京などの4都市が国際オリンピック委員会(IOC)委員に対する招致プレゼンテーションを終えたことを受け、IOCのロゲ会長は17日、「今回の会合で成果があったことを非常に喜んでいる。立候補都市にとっても、IOC委員にとってもよかったと思う」と感想を述べた。

 総会でのプレゼンには政府高官や著名人らが集まる傾向があるのに対し、今回のプレゼンは綿密なものになったとし「内容が専門的で、財政面や選手村、交通などが強調された」と説明。シカゴ、東京、リオデジャネイロ、マドリードの順で行われたプレゼンを見た印象として「非常にレベルが高い。わたしは投票権がなくてラッキーだと思う。とても難しい選択となるだろう」と指摘した。