ことし2月にバスケットボール男子日本代表監督に就任した米国人のデービッド・ホッブス氏(60)が、体調不良のため退任する可能性があることが22日、分かった。日本協会は23日の理事会などで対応を協議する。

 ホッブス監督は今月の東アジア選手権(愛知県小牧市)では韓国に続いて2位となり、来年の世界選手権予選を兼ねるアジア選手権(8月・天津=中国)の出場権を獲得した。しかし、複数の関係者によると、体調不良による体重の減少などに悩んでいた様子で、東アジア選手権中も落ち着かない状態だったという。

 ホッブス監督は米国の名門ケンタッキー大でコーチを務め、米プロリーグNBAの選手も多く育てた手腕が評価された。4月に始まった強化合宿では、規律を重視する厳しい指導を徹底していた。