新設されたアメリカンフットボールの全日本大学選手権は8日に開幕する。昨季までは関東と関西の代表で争ってきた「甲子園ボウル」は、全国8地区の代表9校(関東は2校)によるトーナメント戦の決勝になる。関東と関西の両リーグが実力上位で、12月13日の決勝で対戦する可能性が高い。

 東日本代表決定戦は関東リーグ勢の対戦が予想される。関東の2校はまだ決まっていないが、関東Aは法大か明大、関東Bは日大か早大になりそうだ。どこが出場しても強豪。初戦の東日本準決勝では小樽商大(北海道)と仙台大(東北)が挑む。

 西日本も関西リーグの優位は動きそうにない。こちらも代表は未決定だが、61年ぶりのリーグ優勝を狙う関大や、昨季の日本選手権のライスボウルを制した立命大、そして関学大と強者がそろう。昨季は関西1部リーグとの入れ替え戦に出場した名城大(東海)は得意のラン攻撃で、どこまで迫れるか。名城大は今春の交流戦で金沢大(北陸)を下している。順当にいけば西日本代表決定戦で関西代表と当たりそうだ。

 九大(九州)と愛媛大(中国・四国)の国立大同士の対戦は接戦が期待できる。(共同)