国際陸連は26日、1928年アムステルダム五輪男子三段跳びで優勝した故織田幹雄氏の長文のインタビュー記事を公式ホームページに掲載し、アジア選手として個人初の五輪金メダルを獲得した偉業をたたえた。

 織田氏は98年12月に93歳で他界し、10年が十三回忌となる。関係者によると、これにちなみ長男の正雄氏らが生前のインタビューを英訳して冊子にまとめた。記事は、31年に世界新を樹立した織田氏が、金メダルを獲得した当日に早くも「世界記録を破るまで挑戦する」と日記につづったことなども紹介している。