国際オリンピック委員会(IOC)理事会は28日、アラブ首長国連邦のドバイで夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)などと合同会議を開き、夏季五輪収入の各国際競技連盟(IF)への分配システムを2016年リオデジャネイロ五輪分で見直すことを決めた。

 五輪ごとに放送権料やスポンサー収入などの一部をIFに分配するIOCに対し、国際水連などがテレビ視聴率などに応じて分配比率を変えるよう求めていた。08年北京五輪後には、28競技団体に計2億9500万ドル(約274億円)を分配した。

 21日に死去したサマランチ前会長に黙とうがささげられた。