射撃の世界選手権(ミュンヘン)で男子50メートルピストルと10メートルエア・ピストルの2冠を史上初めて制して、日本のロンドン五輪出場決定第1号になった松田知幸(34=神奈川県警)が10日、帰国した。成田空港に集まった30人近い報道陣を見た松田は「すごいことをしたんだな、とあらためて実感がわいています。自分でも、まだ驚いています。ロンドン五輪でもメダルが目標。やるからには一番上の同じ色のメダルを取りにいきたい」と意気込んだ。

 2年前の北京五輪では50メートルピストルでは、ドーピング違反による繰り上がりで8位入賞。ロンドン五輪へ向けて「息子2人は、もうロンドンへ行く気になっています。調整できる期間が長いので、じっくり準備したいですね」と話していた。