日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は9日、2020年夏季五輪の東京招致委員会に諮問機関として設置される「評議会」の最高顧問に野田佳彦首相が就任する見通しを明らかにした。政財界のトップを集めた評議会は28日に発足する予定で、会長は東京都の石原慎太郎知事が務め、副会長で森喜朗元首相も加わる。

 竹田会長は日本体協の理事会で招致に協力を要請し「オールジャパンの態勢を築きたい」と強調した。体協の張富士夫会長も評議会に入る。