大相撲の聖地、国技館で、初めて体操競技が開かれる。26日開幕のW杯東京大会の出場選手会見が24日、同会場で開かれ、世界選手権で史上初の3連覇を飾った内村航平(22=コナミ)は「相撲はあまり見る方ではないですが、以前、白鵬関と一緒になって、こんなに大きいのかと驚いた」と話した。

 また、13日にドイツのW杯で優勝した18歳の野々村笙吾(千葉・市船橋高)に「基本ができて安定している。次の世代のエースになる」とエールを送った。野々村は「自分の演技をして、3位以内を目指したい」と2大会連続の表彰台に意欲を見せた。

 内村が出場する大会は、今大会が今年7大会目。10月から世界選手権、全日本団体・種目別選手権と主要大会がめじろ押しで、12月には豊田国際もある。「数では大学時代の方が多いかもしれないが、こんなに続くのは初めて」。疲れはピークだが「それを感じさせない演技をしたい」と世界王者の意地を見せていた。