<トライアスロン:五輪候補選手記録会>◇28日◇東京・味の素ナショナルトレーニングセンター、国立スポーツ科学センター

 トライアスロンの田山寛豪(30=流通経大職員)が、五輪候補選手記録会で3大会連続五輪出場に猛アピールをした。スイム800メートル、ラン5000メートルの合計タイムで強化指定12人中1位の好記録。「スイム(8分53秒24)もラン(14分46秒37)も自己ベスト。狙っていたタイムが出て、うれしい」と笑顔で話した。北京五輪後は相次ぐケガで低迷、精神的にも弱気になった。しかし、昨年11月に東京から地元の茨城に活動拠点を移して奮起。五輪イヤーを迎えて調子が上向いてきた。この日の結果で、4月8日のアジア選手権(館山)出場に大きく前進。男子は同大会優勝で五輪代表に内定するだけに「一発勝負でロンドンを決める。やりますよ」と、3度目の大舞台を目指して話していた。