バスケットボール男子のbjリーグは15日、東京都内で加盟チームの代表者を集めた緊急会議を開き、弁護士ら外部有識者を含む「薬物問題対策委員会」を設立した。同リーグの大阪に所属する米国人選手が大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことを受けた措置で、違法薬物を取り締まる検査の方法など今後の対策をまとめる。

 記者会見した河内敏光コミッショナーは「夢を与える選手からこのようなことが起きたことを重く受け止めている」と陳謝した。

 米国人選手の妻が2月下旬に逮捕され、同選手も警察による事情聴取と薬物検査を受けていた。大阪はこの事実を把握していたにもかかわらず、リーグに報告していなかったことも明らかになった。