ロンドン五輪レスリング金メダルの米満達弘(26=自衛隊)が1日、五輪連覇への意欲を口にした。

 5月の全日本選抜を欠場し、9月の世界選手権出場も逃した米満だが「12月の全日本選手権を目標にして、来年の世界選手権には出たい」と話した。選抜欠場の原因にもなった「頭位変換性眩暈(めまい)症」は治まったものの「やっぱり不安はある。ただ、ケガのリスクを背負ってもやらないと、次の(リオでの)金メダルはない」と決意を語った。

 この日は、自衛隊の大先輩でもあるプロレスラーの杉浦貴(43=ノア)の訪問を受けて、五輪決勝戦でさく裂させた必殺技「米満リフト」を伝授。「使ってもらえて光栄です」と笑顔で話していた。