スイス・ローザンヌでの2020年夏季五輪招致のプレゼンテーションに出席する東京都の猪瀬直樹知事が1日、スイス入りした。

 ローザンヌで宿泊するホテルに到着すると早速、周辺をジョギングし「東京が五輪開催にふさわしい場所だということを余すところなく述べたい」と意気込みを語った。

 レマン湖沿いを約3キロ走り、一緒に走ったフェンシングの太田雄貴選手らと「モンブランはどこかな」などと話し、アルプスの風景を楽しんだ。太田選手は「知事と一緒に走って、チームワークが高まった」と笑顔で話した。

 プレゼンは、国際オリンピック委員会(IOC)が開く開催計画説明会で3日に実施する。招致を争うイスタンブール、マドリードとともに、投票権を持つIOC委員に直接訴える機会となる。

 猪瀬知事はドイツのフランクフルトからの機中で国連の潘基文事務総長と一緒になり、言葉を交わしたという。