<体操:世界選手権>◇第7日◇9日◇中国・南寧

 男子個人総合決勝が行われ、ロンドン五輪金メダリストの内村航平(25=コナミ)が自身の史上最多記録を更新する5連覇を達成した。

 内村は床運動、あん馬の2種目を終えてトップに立つと、つり輪では着地をピタリと決め、跳馬も難度の高いヨー2を完璧に演技。平行棒も大きなミスなくまとめた。

 2位に1・2点以上の差をつけて臨んだ最終種目の鉄棒も落ち着いた演技で圧勝した。ただ1人全種目15点台をそろえ、合計91・965点だった。

 内村はこれが世界選手権通算7個目の金メダルとなり、日本歴代最多の監物永三と中山彰規に並んだ。

 田中佑典(24=コナミ)も3位となり、日本勢2人が表彰台に上がった。