<柔道:グランドスラム東京2014>◇最終日◇7日◇東京体育館◇女子78キロ超級ほか

 女子78キロ超級で初優勝を果たした稲森奈見(21=三井住友海上)は「うれしいけれど、まだまだやるべきことはある」と謙虚に話した。

 2回戦で世界女王のオルティス(25=キューバ)を破ると、準決勝では世界選手権代表の山部佳苗(24=ミキハウス)に横四方固めを決めて一本勝ち。決勝で世界ジュニア優勝の朝比奈沙羅(18=東京・渋谷学園渋谷)から大内刈りで一本を奪って「大きな相手を崩す練習をしてきた」と胸を張った。混戦の女子最重量級の代表候補に名乗りをあげて「チャンスがある限り狙いたい」と来年の世界選手権、2年後のリオデジャネイロ五輪に向けて話していた。